スパイラルソックスはかかとを編まなくてもかかとに沿うという靴下です。
かかとを編むのが好きな私は好んで編みません(笑)ちょっと編んでみることになったのでついでに検証してみました(今更感ハンパない)
普段私は細い毛糸で編んでいますが、今回は諸事情により超極太の毛糸で編みました。
一目ずつずらしていく
エストニアスパイラルは減目や増し目を使うことでらせん状の編地にしてきます。
最近編んだカウルのWolkingもらせん状になっています。
エストニアスパイラスで編んでいる靴下もあるみたいですが、今回やってみたのはゴム編みを一目ずつずらして編んでいくことでらせん状になるものです。
ベルンド・ケストラーさんの編んでいるスパイラルソックスがこの一目ずらしていく方法ですよね。ケストラーさんが編んでいる毛糸は細くて、私が編む毛糸は超極太なので目数と段数はかなり変えています。
参考にした本が、クンストの作り目で、つま先から編む方法だったので素直に従っています。

なるほど。一目ずらしていくだけで、交差模様を入れているかのような雰囲気になりました。
初心者さんに向いています
一目ずつずらして本当に沿うのか半信半疑だったのですが、なかなかのまとわり感。

普通まっすぐ筒状に編んだものを履くと矢印部分にしわが寄りますが、スパイラルだとしわがありません。かかともできてます。
こりゃ確かに便利です。
初心者さんが輪編みに慣れるために編むのにちょうどいいと思います。
引き返し編みが難しいからと避けるあまり、なんじゃこりゃ?かえって面倒じゃないの?と思うようなかかとを編むよりもスパイラルソックスを編むほうがいいような気がする。
レッグウォーマーにしてもよさそうです。そのうち試してみよう。
つま先からでも履き口からでも
今回はクンストの作り目でつま先から編みました。
履き口から編んで好きな長さに編んで減目して絞っても大丈夫です。目数は糸の太さによると思うのでお好みで。
履き口から編んで最後に減目して絞るときはあまり難しく考えずに、
一段目→半分に減らす(全部二目一度) 二段目→一周表目で編む 三段目→またまた半分に減らす(全部二目一度) 四段目→一周表目で編む→絞る
くらいでいいのではないかと思いました。
つま先から編んだ時は逆に考えて増し目します。
針の号数と目数の決め方
靴下を編む場合、一般的に表示されている号数より細いものを選んで密に編んだ方が暖かくて丈夫になります。
目数の決め方は針を決めたら試し編みをしてみて、自分が欲しい寸法から算出するのが一番です。その際、履いているうちに伸びることを想定して大きくし過ぎないのがコツかな?
今回は単純に2目ゴム編みをずらしていったので4の倍数で編んでいますが、4の倍数にとらわれることもありませんありません。。表3、裏2という5の倍数でずらしていってもいいと思います。
ずらす段数に関しては、糸の太さや個人の手にもよるのでしょうが、2~6段のどこかという感じでしょうか。これに関しても試し編みをしてみて決めるのがい一番です。一度編んでみると反省点が出てきたりしますし、ご自身で改良を重ねるとより履き心地のいいものになることでしょう。
スパイラルソックスの長所
かかとを編まなくていいので、難易度が低い。
かかとを編まないので当然ですがサイズの調整も必要ありません。お好きな長さで編んでつま先を絞って終わりです。
複数枚編んで誰が履くか後から決めることができます。
そして、履くときにかかとにする場所を変えていけば擦り切れるのも遅くなりますし、長く履くことができます。
初心者さんが輪編みに慣れるためにも最適だと思います。ご自身の分、ご家族の分を編んでいるうちに編むことが上手になっていきますよ!
可愛い毛糸で好きな長さに編んで、ルームソックスとして。気軽に楽しんではいかがでしょうか?
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