私はかれこれ13年ほど靴下を編んでいます。手編みの靴下は本当に暖かくて寒い冬には欠かせない存在となっています。
そんな私の悩み、それは「すぐかかとに穴が空いてしまう」ことでした。
とにかく愛用していたので二か月くらいでかかとが薄くなってきて穴が空きます。たかがかかとなのですけれど、穴が空いてしまうとすーすーして寒くて悲しい。
そのころはダーニングなんてことを知りもせず、自己流で色々補修を試みてみたものの、どれも今一つ。解くにしても足裏は結構フェルト化していて解きにくいし毛糸も傷んでいます。
結局一冬三足靴下を編んで履き潰すという状態でした。
数年前にナイロン混紡のソックヤーンと出会ってからは、丈夫で2シーズンくらい軽~く持つのでかかとに穴が空くという悩みからは解放されていたのですが、ダーニングというものを知ってやってみたくなりました。
用具はコレ!

最初に出会ったのが左のダーニングたまごです。(卵の形をしてるので)補修にも使っていますが、どちらかというと靴下を編んだ時の糸始末にとても便利で愛用しています。
一般的なのは右側のダーニングマッシュルームです。最近クロバーさんからもダーニングマッシュルームが発売されているのを見かけました。キノコの軸の部分を細いものを太いものに変えられるようになっていて使いやすそうでした。
まあしかし、こういった用具がなくてもこけしやら電球やらで代用も可能です。(こけしは現代の家庭にはなさそうですけど笑)電球ならどこの家庭でもあるでしょうし、ちょっと試してみたい時には電球で十分かと(笑)実際私もダーニングたまごを手に入れるまではいつも今日はどの電球にしようか物色していました。
使い方
補修箇所がいい位置に来るように、器具を中に入れて固定して繕います。繕い方はググったら他で出てきそうですし、何しろ私もまだまだへたくそです(汗)ナイロン混紡でなかなか補修の機会は少ないですが修行しようと思います。
ちなみに前にやってみた補修がコレ。
下手なのに穴が大きくて(涙)
ウール100%のソックヤーンがどの程度の耐久性があるのが試してみたくて編んだものです。ナイロン混紡のソックヤーンより暖かくて幸せでした。毎日家事をする時に履いていたら、二か月ほどでかかとが傷み、三か月ほどで足裏(写真は足裏を補修したもの)結局足裏全体がどうしようもなく傷んでいて泣く泣くさよならしました。ダメなのは足裏だけなのにもったいなかった。
ウール100%のソックヤーンで編んだ時は、履く前に保護的な手段を施しておくとよいのかもしれないですねー。
虫穴の補修
先週知人の靴下の補修をしてきました。以前私の靴下を買ってくださった方です。出先で繕ったため不覚にも写真を撮り忘れてしまいました(涙)
虫穴が空いていたものを洗濯機で洗ってしまって穴が広がってしまっていました。ちょうど画像のような感じの穴だったので同じように補修。画像のものよりはうまくできました。
虫穴の場合、気が付いてすぐなら目立たないように直せると思います。普通の糸でもなんでもいいから広がらないようにチョイチョイ縫うだけでもオッケーかと。刺繍のスキルとお持ちの方ならかわいくなにか刺してしまうというのもいいと思います。
ところでダーニングとは別の話ですけども。
その方は室内履きとして使用されているせいか、二年くらいたっているはずなのに全然傷んでなくてビックリしました。ナイロン入りのソックヤーンて本当に丈夫です。素晴らしい。
ソックヤーンで編んでいるとなかなか補修の機会も少ないのですが機会があればまたチャレンジしていきます。
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