私はブリオッシュ編みも大好きで、ハマって幾つか編んでいます。
ナンシー・マーチャントさんの洋書もゲットしましてバイブルのように大切にしています。
ブリオッシュ編みは一見すると一目ゴム編みに見えますが、引き上げ編みをしているため編地が厚くなります。
そのために編み地がふわふわになることが一番の魅力だと思います。
そして二色で編むことでリバーシブルのようになり、増減で模様も出せたりすることも魅力です。
現在は華やかな色の毛糸でリバーシブルに編んで、というのが多いですけれど、私はオーソドックスな色で一色で編んだものもすごく好きです。
シンプルなところが手編み感が薄れていい
あくまでも個人の見解ですが、最近編み物が衰退している理由として「編みたいと思うものと着用したいと思うものが一致しない」という事があると思います。
手編みってこういう毛糸で編んでみたい、こういう編み方をしてみたい、単純な編み方じゃ編んでいて飽きちゃう、とコテコテに模様を入れた結果「ダサい」「こんなの使わない」が出来上がるわけですよね(笑)手編みだとどうしても太い毛糸が主になりますし、太い毛糸で編めば、当然分厚くて重い作品が仕上がります。
個人的に分厚い手編みのセーターを着ていたら汗だくになってしまう(笑)
一方実際に着用したいものって薄くて軽くてシンプルなものが多いです。
最近はこの辺の事情が編み物が流行らない理由ではないかと個人的に思っています。
模様がない一色で編むブリオッシュ編みなんか編んでて退屈なものの典型的なものでして(笑)
延々と引き上げ編みで単純に編む、引き上げ編みだからゲージが稼げないのでなかなか進まない(笑)最初は地獄のように感じましたっけ。
とにかく延々と編むことになります。
しかしですねー、その反面、手編みに見えないクオリティで仕上がるわけでありまして、手編みのダサさがほとんどなく、思春期真っ只中のうちの息子も「あったかいし手編みに見えない」と喜んで使ってくれるわけですよ。(あったかいのはいい毛糸で編んでいるからでもあります)
自分自身で使っていて「編んでよかったなぁ」とも思いますし、息子が喜んで使ってくれているのを見ると編み手冥利に尽きるというか、とっても嬉しく思います。
本当に使えるものを、使う事を考えながら、楽しんで編む。という事を覚えてからは延々と引き上げ編みをし続けることも、メリヤスで編み続けることも、一切、苦にならなくなってしまいました。
現在はどういうものならダサく仕上がらないか、手編みのダサさをいかに出さないようにするか、というのが私のテーマでもあります。
話がそれましたが、
シンプルなブリオッシュ編みは手編みのダサさを一掃してくれるもの、と思います。
始めて編んだのはシンプルなカウル
シンプルに一色で編みました。これがものすごく日常使いで役に立つものとなりました。

次は模様を入れてみました。模様を入れると若干伸び止めになります。

海外パターンでショールに挑戦
思い切って海外パターンに挑戦してみました。
Askews me shawlhttps://www.ravelry.com/patterns/library/askews-me-shawl

これが体に沿う感じで巻きやすくてよかった。息子が気に入って使ってくれています。
調子に乗ってもう一丁。Meandering shawlhttps://www.ravelry.com/patterns/library/meandering-shawl

もう一丁!
Rebelhttps://www.ravelry.com/patterns/library/rebel-10
これはもうちょっと明るい色で編めばよかったと後悔。いつかまた編みたい。
と、こんな調子でハマっていくのであります。
ブリオッシュ編みのバイブル本
ブリオッシュ編みをしたい!という場合は本を買ってご自身でじっくりとやってみるのがいいと思います。

私が買ったのはナンシー・マーチャントさんのこの洋書です。アマゾンのブックレビューを頼りにするしかなくて博打のような買い物でしたけど。結果は大当たりでした。写真の解説が多く、英語がわからなくても理解できます。
ちなみにこの表紙の木の葉模様を中心としたブリオッシュ編みの本が日本語でも販売されていますよね。そちらの本のほうが日本人にはいいかもしれません。
本を一冊買うことでブリオッシュ編みの特殊な略語に関する理解も深まりますし、編んでみたい方には購入をお勧めします。
はじめまして。最近編み物に目覚めたばかりの超ビギナーで、こちらにもたどり着きました。
ブリオッシュ編みというのは、初心者には難しいものでしょうか?
というのも、ネットでいろいろ見ていて可愛い!と思ったスヌードのパターンに英語で “fluffy brioche stitch” と書いてあり、fluffyとなると検索しても日本語の説明がなかなかヒットしないもので…。
また、もし実際編んだことがおありでしたら、fluffy briocheの方の伸びやすさも伺ってみたいと思いました。
はじめまして。コメントありがとうございます。
fluffy brioche stitch という言葉は初めて聞きました!
せっかく編むのであれば心がときめくものが編みたいですよね~わかります。
さて、早速検索してみたら海外の方の動画がヒットしまして、これがsayoさんの仰るfluffy~であれば
必要なスキルは
表編み、裏編み、すべり目、引き上げ編み、です。
初心者でも編めるかどうか?はすべり目と引き上げ編みが理解して、なおかつ
日本語でヒットしないということは英文パターンを解読して編む必要があると思うのでそこをくりあできるかどうか(~_~;)
その二点が問題になりますかね・・・・と考えるとビギナーさんが一人で編むのは難しいのかもです。むむむ。
英文パターンで編むことを教えてくれるワークショップが身近にあれば相談してみるのも一つの手かな。
ちょっと太めのかわいい糸で編んだらいい感じの編地になりそうです。
編み物楽しいですよね。これからも楽しんでくださいね!
返信ありがとうございます!
ですよね~(汗) 自分でもハードル高い気がしてました…。
あまり初めから背伸びせず、買った本を頼りに基本的な編み方から数をこなして慣れていくことにします。
ワークショップなどを受けるのも確実で早そうですね。
ハマるまでは手編みってもっといかにも「手編み手編み」してる仕上がりになるのかと勝手に想像してたのですが、お店で売ってるみたいなのもたくさんあるんですね。奥が深い。
あれも可愛い♪これも素敵♪と、時間を忘れてネットを見あさってしまいます。
ご丁寧なアドバイスありがとうございました。
こちらこそsayoさんのおかげで新しい発見がありました!ありがとうございます。
あの後本屋で「ナンシーマーチャントの引き上げ編み」という本を見つけまして(ナンシーマーチャントさんといえばブリオッシュ編みで有名な方です)その本にお探しの編み方らしきものを発見しました。
いい本なのですが、掲載されているのは二色使いなのでお探しのものとはちょっと違うのと、初心者さんには理解できなさそうな…汗
ちなみに厳密には単色の引き上げ編みを使ったゴム編みが「イギリスゴム編み」で2色使ったものが「ブリオッシュ編み」と分類されてるみたいですが、ラベリとかで見ると結構ごっちゃになってます(笑)
これは確かにスヌードなんかによさそうだわと私がその本を買ってしまいました(笑)来シーズンあたり、しれっと編んでいるかもです笑。
そうそう。私も同じくいわゆる手編みのものって手編み手編みしててダサっ!!ってものが多いですよね。
基本的な表編み、裏編みだけでもシンプルでかわいいものはラベリにたくさんあります。日本語訳のパターンも販売しているところもありますし、素敵な糸を売っているところもたくさんあります。
基本的な編み方だけでも手編みには見えないものを編むことも可能です。
ワークショップにおいては英文パターンを教えてくれるところはかなり限られると思いますのでよくよくご確認を。
私の身の回りで編み物講師の活動されている方に英文パターンで編んでいる人は一人もいないので(笑)
ぜひぜひこれから地道に編み物を楽しんでくださいね!
>これは確かにスヌードなんかによさそうだわと私がその本を買ってしまいました(笑)来シーズンあたり、しれっと編んでいるかもです笑。
これ↑密かに楽しみにしてます…♪
またいろいろ素敵な作品を拝見しに来させていただきますね!