伸縮性のある伏せ止め

私は靴下を編むときにつま先から編みはじめ、履き口を伏せ止めしています。見た目の問題からするとゴム編み止めをするのが一番なんでしょうけど。いちいちゴム編み止めをするのは結構大変です。しかもロービングヤーンだったりすると糸も切れやすいしさらに面倒(;^ω^)靴下だし、気楽に楽しくたくさん編みましょう的な感じです。

靴下を編めるようになった頃、手作り品を販売する委託販売をしていました。靴下が暖かくてうれしかったのでそのお店においてもらおうと持っていきました。

その時は普通の作り目をして履き口から編んでいたのですが、品物を置こうとしたところ、オーナーの奥様から

「へー、靴下編んだの。あら、ゴム編みの作り目してないじゃない。ここ解いてここ拾って編みなおしてゴム編み止めして、直して持ってらっしゃい。そのほうがいいわね。そうよね。」と返されてしまいました(;^ω^)

品物に対して完璧を求めるという親切心だったのでしょうが。私からすると手編みの靴下は室内履きだしその分お値段も安くしてるしいいじゃんと思ってのことでしたが、考え方が違ったみたいです(笑)私だってウエアの首周りだったらさすがにちゃんとゴム編み止めをするさ(笑)

余談になりましたが、私は靴下でゴム編み止めは別にしなくてもー、という考えを貫いています。しかし普通の伏せ止めだと靴下の履き口に使うにはきつくなってしまうため、伸縮性のある伏せ止めをしていきます。

一番カンタンなのはコレ

いくつかやってみて、これが一番カンタンで綺麗な方ではないかと思ってます。

伏せどめを開始する時、まず二目編みます。

今編んだこの2目を2目1度にします。

2目1度した次の目を普通に編みます。

この2目を2目1度します。

これを繰り返します。

靴下にはオススメです

ものすごく綺麗な模様編みを入れたような美しい靴下ならゴム編みどめをした方が綺麗でいいと思いますが、普通の靴下なら伏せどめの方がいいと思っています。

それは履き心地の問題なのですけれど、伏せどめの方が履いた時に当たらなくていいのです。

普通の伏せどめでも構わないのですが、かなりゆる〜くしないと脱ぎ履きする時にきついですし、履き心地もイマイチです。このゆる〜くする加減が難しくてうまくいかないですし、見た目もいまいちなのです。

この伸縮性のある伏せどめは、一目ずつ行ったり来たりする分、糸の渡り分にゆるみが加わっているという感じでしょうか。

ゴムではないのでそんなに伸びるってわけでもないのですが、普通に伏せどめをするとどうしてもきつくなってしまいますし、普通の伏せどめを緩めにやるにしても限界があります。

こののやり方だと普通にやればきつくならずに済むという感じです。

しかしこれも万全というわけでもないので、モノによっては伸縮性のある伏せどめを緩めにやる、ということも多々あります。

ショールの裾にもオススメ

ショールの裾も伸縮性のある伏せどめを使うときつくならずラインを崩さず仕上げることができます。

しかし、唯一・・・nuvemだけはこれは綺麗に上がりませんでした。普通の伏せどめをゆる〜くやった方が良かったです。

あれはそもそも裾がフリルになっていてですね・・・フリルも短いですしね・・一目ずつ返す分、変な厚みが出ちゃってうまくいかなかっです。

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