引き返し編みの編み方

引き返し編みについてまとめてみました。

ちょうど今課題で編んでいるセーターの肩部分を練習で編んでみました。

引き返し編みのパターン

今回は肩にあたる部分です。

パターンで言うと、

2段-4目-4回

(3目)      という表記になります。

編み図はこうなります。

これを左右編んでいきます。本来編む時は襟ぐりの減らし目も同時にあったりして肩の引き返し編みだけ編むわけではありませんが、これは引き返し編みだけの練習です。念のため。

左下がりの引き返し編み(表側で段消し)

まずは3目残すので手前まで表編みします。ひっくり返して

かけ目(青)、すべり目(赤)をし、最後まで裏編みします。ひっくり返して

次は4目(すべり目1+4目で5目あります)残す手前まで表編み。ひっくり返して

同じようにかけ目、すべり目、最後まで裏編みします。

これを繰り返し、編み図の通りにかけ目、すべり目をすべて編みます。ここから段消し。

表からの段消し

すべり目まで表編み。写真はすべり目を表編みしたところです。

かけ目と次の表目(緑)を2目一度で編みます。次も掛け目まで表編み、かけ目が出てきたら次の目と表編み、を段の最後まで繰り返します。これが段消しです。

段消しが終わったところです。これで右側の左下がりの引き返し編みができました。

右下がりの引き返し編み(裏側で段消し)

3目残しなので3目手前まで裏編みします。ひっくり返して

かけ目(青)すべり目(赤)をして、段の最後まで表編みします。

ひっくり返して次に残す4目(かけ目+4目になるので針上には5目あります)手前まで裏編みします。

同じようにかけ目、すべり目を最後まで編みます。ここから段消しです。

裏編みの段消し

すべり目までは普通に裏編みします。かけ目(青)と次の目(緑)を入れ替えます。

かけ目(青)と次の目(緑)を入れ替えたところです。入れ替えたら掛け目と次の目を2目一度で編みます。

 2目一度したところです。

これを繰り返し段の最後まで編みます。段消しが終了です。

右下がりの引き返し編みができました。

混乱しないように

これはパターンの確認と練習なので片方の引き返し編みのみですが、実際に編む場合は左右の引き返し編みが同時にあったり、襟ぐりの限目をやりながらだったりすると思います。

編み図を確認しながら混乱しないように編む必要があります。

まとめ

表目であっても裏目であっても

編地を返した時は、かけ目・すべり目です。

段消しの時はすべり目まで普通に編んで、かけ目は次の目と一緒に編みます。

かけ目が表に出ないようにするために裏目の消しはかけ目と次の目を入れ替える、です。

理解できないから理解して編もうとするとたぶん編めません(笑)よくわからないけどこの通りにやったらできたなーという感じです。

編み物教室で習ったとしても、引き返し編み一回くらいやっただけでは覚えられないものだと思います。本を見たらできるというくらいにはなると思いますが。

マスターしたければ引き返し編みの靴下を5足くらい続けて編むと覚えられますよ!靴下なら少々間違えていても気にせず履けばいいですし、何よりあったかいです。

引き返し編みができると世界が広がるのでぜひマスターしてみてください。

わからなくてもやってみることが第一歩

つい先日知り合いから「どんなに詳しい画像入りの説明を見てもわからない」と言われたのですが、たぶん説明を見て理解しようと思うとわからないものなのです。

わからないまま説明の通りに編んでみると「わからないけどできた」となります。毎度毎度説明の通りに編んでいくうちに理解できるようになるのです。

かけ目が緩むのが気になる場合

かけ目をすることでどうしても段消しで目が緩む場合があります。その場合は印をつけて編む引き返し編みをお勧めします。

印をつけて編む引き返し編みの編み方

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