靴下の履き口の止めをどうするか?

私は靴下を編むときはだいたいつま先から編んでいます。なぜかというと、履き口から編んだ時に最後につま先のメリヤスはぎをするのが苦手だからです(笑)

かといってゴム編み止めも得意ではないのですが(笑)

別に伏せ止めでいいかなぁ?と思うようになってからは、気楽につま先から編んで何も考えず伸縮性のある伏せ止めをしてきました。

しかし先日、ケーブル編みの靴下を編んだ時に「これはゴム編み止めをしたほうがいいかもしれない。なんで伏せ止めでもいいやって思ったんだっけ?」とふと思いました。

前にゴム編み止めをしたはず

だいぶ前に模様編みのハイソックスを編んだ時に、めちゃめちゃ気合を入れてゴム編み止めをしたのですよ…

その時に「これなら別に伏せ止めでもいいかぁ」と思ったことは覚えているのですが、なんでそう思ったのか忘れているという(笑)

おばさんは本当に忘れやすいよ・・・(;^ω^)

一長一短なのでした

思い立ってケーブル編みの靴下を編んだついでに、久しぶりにゴム編み止めをしてみました。

思い出した!!

見た目はゴム編み止めをしたほうが断然いいのです。しかし、履いた時に履き口が肌に当たる感覚が伸縮性のある伏せ止めのほうがよかったのでした!!しかもゴム編み止めをしたからと言っても結局履き口がデロデロに伸びて落ちてくるのは同じだし。

余談ですが、ズルズル落ちてくるのはハイソックスの話です。現在は伸びても落ちてこず、かといって足首が寒くないというラインの長さで編んでいます。

それが伏せ止めでいいやと思った理由でした。

そのあとたまたま読んだ風工房さんのエッセイ本に、「ゴム編み止めの作り目、ゴム編み止めにこだわることはないと思うようになった。普通の指にかける作り目、伏せ止めでもいいと思う。」というような内容があり「そうだよねー」と激しく同意してすっかり忘れていたといいう…(´-∀-`;)

でもってまた伏せ止めしてみる

最近またケーブル編みの靴下を編みまして、迷った挙句、履き心地の確認で伸縮性のある伏せ止めにしてみました。

やはりこの方が履き心地としては少しいいのかなと思います。

問題は見た目なのですが、特にものすごく美しい模様編みでなければ、まあ…別にこれでいいのかな…という気分も…(笑)

高齢者には伏せ止めがお勧め

最近父に突然、お前の靴下はすごいぞ!と絶賛されました。でもさあ、あげたのって三年以上前なんだけど‥‥(笑)

その理由の一つが締め付けないこと、なのでありまして。履き口が全く当たらなくて楽だと。

それは伏せ止めしているからなのであります。

技術至上主義の方には「ゴム編み止めがしていない」と突っ込まれるでしょうが、肌に当たる感じが優しいのは伏せ止めです。高齢者には伏せ止めがいい。

状況によって使い分ければいい

見た目はやっぱりゴム編み止めで仕上げるときれいです。しかし伏せ止めに比べると難易度が高いことが難点です。

伸縮性のある伏せ止めは気楽にできて、肌に当たる感覚も優しい反面、見た目はいまひとつになります。

模様編みを入れたりしてきれいに仕上げたい時はゴム編み止め、機能重視でメリヤスやリブ編みの時は伏せ止め、などその時の状況によって使い分けるのが一番だと思いました。

しかし、本格的に編み物を学んだ人ほどゴム編み止めをすることが当たり前、という固定観念に縛られていて、伏せ止めで仕上げていると話すと仰天されます。

固定観念にとらわれずに自由に楽しく編むことも大切ですよね。これからも楽しく靴下を編みたいと思います。



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