靴下をつま先から編む方法を解説します。
ここではSlipstichi Heelという方法でかかとを編んでいますが、引き返し編みのかかとにするとマチを編んだりする必要がなく、サイズ調整などが簡単です。
私はだいたいつま先から編むことが多いですが、それは最後にメリヤスはぎをするのが苦手だからです笑。
編み込みや模様を入れるときは履き口から編んだ方が模様がいい感じに行くように思います。しかし最後のメリヤスはぎが苦手…(;^ω^)
作り目~つま先
輪針で作り目をします。

写真はジュディさんの作り目です。他にもターキッシュなどの方法があります。
マジックループで増やし目をしながらつま先を編みます。
足回り

つま先を編み終わったら増減なしで足回りを編みます。つま先から編む場合はここでサイズを決めることになります。
この後で編む、マチをかかと底の部分を何段編むか逆算して計測して何段編むか決めます。
出来上がりは足のサイズ-3~4センチくらいがいいようです。
ちなみに引き返し編みのかかとの場合は、かかとで3センチくらいなので足サイズ-6~7センチくらいのところまで編みます。

マチ
足回りが編めたら脇のところで増やし目をしていきます。
2段で1回、両脇で1目ずつ増し目をします。私の場合は片方+11目(左右で+22目)になるまで22段編みます。

こんな感じでマチが編めました。
かかと底
引き返し編みで台形の形を編みます。

表から見たところ。引き返し編みをしましたが、かけ目はせず、段目リングで印をつけてすべり目だけしています。

裏から見るとこんな感じです。
ヒールフラップ(かかと丈)
ここから、ヒールフラップを編み始めながら段消しをします。

すべり目まで編んで、印をつけておいたところを左の針にかけます。

かけた目と次の目を左上2目一度で編みます。この要領で段の最後まで編み、ヒールプラップの最後の目はマチとして休ませておいた目を2目一度で減目していきます。

表の段けしが終わったところ。最後が右上2目一度。
裏も同様に段消しをしながらヒールプラップを編んでいきます。

すべり目まで編んで、次の目(赤の→)を右の針に移し、左針に印をつけたところを掛け目にし、ヒールプラップの最後の目は休ませておいたマチの目と2目一度。


段消しが終わりました。少しかかとの丸みが出ています。

ヒールプラップが編めてきたところ

カフを編む
マチの目(赤印)の残りが左右一目ずつになったところで輪編みに戻ります。マチの目一目ずつを2目一度しながらぐるっと編んだらカフを編みます。

ここから輪編みでぐるっと編んで、ここからカフ。好みの長さに編みます。

好みの長さに編めたらとめます。
私はいつも伸びる伏せ止めをして終わりにしています。靴下だし。
こだわる方はゴム編み止めなど頑張ってください(笑)
これで出来上がりです。
参考本
私がつま先から編むときに参考にしているのがこの本です。

この本に関しては頑張って解読しないとだめなのですが(笑)作り目や伏せ止めも図解で掲載されていてとても親切な本だと思います。
かかとも何種類か載っていまして、私はこの中のSlip Stichi Heelを自分の目数で計算して調整して編んでいます。
こんにちわ。ブログの更新がないのが気になりますが、どうしてもお聞きしたくてコメント欄で失礼します。「Slip Stichi Heelを自分の目数で計算して調整して編んでいます。」とのことですが、ねじり増し目はしない、ラップ&ターンは引き返し編みにすると考えてよいのでしょうか?
こんにちは。
コメントありがとうございます。
現在は仕事に全力投球していて
以前ほど編み物ができておらず、
更新するほどの目新しいネタもイマイチないという・・・(^◇^;)
それでもこちらは週に一回くらいはチェックしております。
さて、ご質問の件ですが
方眼用紙で書き出して算出して(ちょっと面倒でした笑)
slip stick heelの編み方そのままのように編んでいます。
増し目も入れています。
仕上がりがキレイという理由で最近はラップ&ターンを引き返し編みに置き換えているかな・・・くらいですかねー。
縫い物と違って編み物はアバウトな感じでいけちゃいますんで、楽しく編んでくださいね!